結婚記念日の11月初旬に、名古屋に帰省する機会があったので久々にホテルディナーを堪能しました。
今回訪れたのはタイトルの通り、名古屋マリオットアソシアホテル18階にある中華料理 梨杏です。
オーダーしたのはセレクトディナーコースで全8品のうち「スープ」「海鮮」「メイン」「麺/飯」「デザート」を選択できるコースになっています。
また、一休経由でGo To Eatの恩恵を受けることで、¥8,100/人でホテルディナーを楽しむことができました。
前菜:前菜の盛り合わせ

前菜の盛り合わせはボイルした海老、中華豆腐、かぼちゃの裏ごし、豚バラのグリルの4品。
紹興酒の香る海老、そして滑らかなかぼちゃ、カリカリに焼き上げられた豚肉と甜麺醤のソースがとても美味しかったです。
スープ:たらば蟹肉入りフカヒレスープ

スープはこのメニュー以外に「蟹卵入りツバメの巣のスープ」「たらば蟹肉とふかひれ入りコーンスープ」の3品から選ぶことができました。
ふかひれを堪能したいという奥様のリクエストもあり、本品を選択。蟹アレルギーなので蟹抜きにしていただきました。
何を選んでも蟹が入るという悲劇…
フカヒレは香港の乾物街を思い出させる非常に食欲をそそられる香り。丁寧に解された身は歯応えしっかりです。
海鮮:鮑のオイスターソース煮込み

海鮮の選択肢は「海老のチリソース煮込み」「海老のマヨネーズソース和え」「帆立貝柱と野菜の炒め」でしたが、どうしても鮑が食べたくて我儘を言わせてもらいました笑
個人的に今回のMVPは間違いなくこの一皿。
鮑のコリコリとした食感と主張しすぎない風味。それに絶妙にマッチするオイスターソース。ソースはあんかけ見たいなとろみで鮑によく絡みます。付け合わせの空芯菜もとても美味しい。もう一度来たとしても間違いなく選びたい一皿です。
おすすめ:香港焼味師 釜焼き北京ダック

北京ダックは選択肢なくサーブされる逸品だったので、期待値が高かった分ちょっといまいち。
北京ダックとネギ、きゅうりを包む薄皮が微妙に厚く、鶏肉の味や野菜の食感をいまいち感じることができなかったです。ただ、甜麺醤のソースはすごく好きな味でした。
メイン:鶏肉とカシューナッツの炒め

メインは他に「牛肉のブラックビーンズ炒め」「パイナップル入り広東風酢豚」の2品。牛肉好きの妻が選んだにも関わらずまさかの鶏肉。鶏肉好きとしては嬉しい誤算でした。
鶏肉の脂とカシューナッツの油が非常に良くマッチして、とにかく香ばしい。皿の底に若干油分が残っていて、見た目には脂っこいかなと感じていたのですがそんなことは全くありませんでした。ジューシーとくどいのギリギリを攻めたとても美味しいメインでした。
点心:香港点心師 自家製蒸し飲茶三種

こちらも選択肢のないメニューでした。北京ダックとは一点、点心はとてもおいしかったです。三種ともえびがぷりぷりで特にニラの入った緑の蒸し餃子は日本で食べた飲茶の中では1番美味しかったかもしれない…
また、香港で蓮香居の飲茶が食べたくなりました。
麺/飯:五目入りあんかけ焼きそば

締めは「五目入り炒飯」「叉焼と葱の細切り入りスープそば」そして本品の3品から選択でした。
野菜はシャキシャキで熱々のあんかけ焼きそば。写真で見てわかるくらいそれぞれの具材はボリューム満点です。特にイカがやばい。
同じあんでも鮑の時とはとろみが違って、緩めのあんが非常によくメンに絡みます。この味付けの青梗菜、めっちゃ好きです。
デザート:フレッシュフルーツ入り杏仁豆腐

「マンゴープリン」「フルーツとタピオカ入りココナッツミルク」そして「フレッシュフルーツ入り杏仁豆腐」選ばれたのは杏仁豆腐でした。
甘味はかなり強く感じるのにとても爽やかなシロップは魔法のよう。どうやったらこんなにサッパリとした甘味を出せるのか全然分かりません。
杏仁豆腐自体も杏仁草らしく柔らかかったです。もう少しミルク感があっても良いかと思いますが、足りないくらいがちょうどいい。
最後に
コース自体にも大満足だったのですが、全体を通してサービスがとても良かったです。
お茶は少し減れば目ざとく見つけてサーブしてくれますし、そのお茶も(特にジャスミンティー)とても美味しい。
しかも、電話で予約時間を変更したのですがその時の対応も非常に丁寧でした。
こう言ったところの行き届く感じがホテルディナーだなと。
街中華も大好きで、毎月通うのですがたまにはこういった中華料理もいいものですね。また来たい。
そして余談ですが、今回もSEL35mmF1.8で料理の撮影をしています。光の良く回る席にも恵まれて、今回は全体的に満足のいく写真が撮れました。
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