【ちょいオールドレンズ】Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZAをα7Ⅲで使用している話

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ちょいオールドレンズシリーズ第三弾。前の2つの記事のリンクも貼っておきますのでご一読いただけると嬉しいです。

今回は前回紹介した2.8/70-200Gと同じく大三元のスペックを持つVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA(SAL2470Z)のα7Ⅲでの使用感などを紹介できたらと思います。

マウント:αAマウント
焦点距離:24−70mm
開放f値:2.8
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:0.34m
最大撮影倍率:0.25倍
フィルター径:77mm
全長:83mm
重量:955g
発売日:2008年

ちょいオールドレンズシリーズの中では最も新しい2008年発売。オールドレンズの定義がガバガバですが、最新マウント用でなければオールドと言う事で…
(αAマウントはまだ存命ですけどね!)

こちらのレンズも大三元の名に恥じない重厚長大系で、重量はほぼ1kgになります。しかも、現行のSEL2470GMよりも100gほど重いです。また、このレンズもEマウントで使用するにはマウントコンバーターが必要になります。

いつも通り4.7inchの6sとの比較

レトロな焦点距離表示が個人的にお気に入り。流石に大きくて気軽なお散歩には持ち出しにくいです。

ただ、前回紹介したSAL70200Gと同じく、LA-EA3を使用してもAFは問題無く駆動しますし瞳AFも快適です。また、体感ではありますがこの2本を比較するとSAL2470Gの方がよりAF速度もAF-Cの食いつきも良いと感じます。

LA-EA3とのラインがちょっと不自然

物理スイッチ類はAF/MF切り替えスイッチとフォーカスホールドボタン。このAF/MFスイッチはめちゃくちゃ硬くて使いにくいこと極まりない…SAL70200G共にAF/MF切り替えに若干のストレスがあります笑

ちなみに中古市場では65,000〜70,000円で中古のTAMRONの28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXDとほぼ同価格です。もし、すでにマウントコンバーターを保有していて、重さと大きさを気にせず、24mm始まりでないと許せない人であれば選択肢の一つになるのでは無いでしょうか?

ちなみに写りは保有レンズの中でも屈指のお気に入りで、ポートレート、風景、テーブルフォトなんでも来いと言う流石の「標準」レンズです。

70mm, f2.8, 1/250, ISO100

年齢的な事もあり、前回から友人結婚式の作例が多めです笑
強烈な逆光の中でもヴェール越しの花嫁の表情まできちんと描写してくれています。確かにコントラストの低下は最新のレンズと比較して大きいものかもしれませんが、それが欠点では無く一つの印象効果として表現できると感じます。

70mm, f2.8, 1/1600, ISO100

滋賀県の桜の名所、琵琶湖疎水取水口。かなり出遅れて向かって右岸はかなり葉桜になって寂しかったので前ボケでごまかしました。

ごまかしで入れた前ボケもとても滑らかでかなりお気に入り。このレンズのお気に入り写真は柔らかな印象のものが多い気がしています。

50mm, f4.0, 1/30, ISO400

グランピングをした時に自分で焼いたステーキ。ライティングも何もせずに、これがシズル感?と思える写真が撮れたと思ってます笑

標準大三元としては普通のスペックではありますが、0.34mまで寄れるのはこういったテーブルフォトを撮るのにとても便利です。最短撮影距離近傍だとAFが迷う傾向があるので、こう言うときは死ぬほど硬いAF/MFスイッチかボディ側でMFに切り替えてあげるとスムースに写真が撮れます。

標準レンズは使い勝手が良い反面「これだ!」と言う写真が自分の腕では中々撮れません。ただ、記録写真としての旅行用では非常に役に立ちます。そうなると今度は重量がネックになると言うジレンマを抱えています…それでも写りが好きなので重さ覚悟で持っていってしまう魅力がある一本です。

ちょいオールドレンズシリーズはおそらくこれで最後になると思います。最新のEマウントレンズも魅力的で使って見たくなるものばかりですが、せっかくのレンズ資産を生かして写真生活充実させて行きたいと思います。

中古などで良いものを見つけた際は是非選択肢の一つに入れて見てください。

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