【ちょいオールドレンズ】2.8/70-200Gをα7Ⅲで使用している話

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コロナ禍のなか更新めちゃくちゃ滞ってしまいました…

以前も記事にしていますが、祖父がMINOLTAユーザーだったということもありAマウントのレンズ資産が割と手元にあります。

その中でも今回は大三元の一角、70-200mm f2.8のスペックをもつ2.8/70-200G(SAL70200G)を紹介したいと思います。

まずは基本スペックから。

マウント:αAマウント
焦点距離:70−200mm
開放f値:2.8
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:1.2m
最大撮影倍率:0.21倍
フィルター径:77mm
全長:196.5mm
重量:1340g
発売日:2006年

いわゆるななにっぱのスペックをもつ本レンズ、現行EマウントレンズであるFE70-200mm f2.8 GM OSSと比較してサイズ感はほぼ同じ。ただし手ブレ補正はレンズに内蔵されておらず、α7Ⅲのボディ内補正のみになりますのでシャッタスピードには気を使う必要があります。また、当然ではありますがマウントが違うためマウントアダプター(私は純正LA-EA-3を使用)が必要です。

IPhone6sと比較。流石に大きいレンズ。

ちなみにLA-EA3を使用した場合、ストレスなくAF作動します。もちろんネイティブFEマウントのレンズと比較するとワンテンポ遅いですし、迷うことが多いですが私には必要十分です。また、全身をフレームインしたポートレートであっても瞳AFが問題なく小さな瞳に合焦してくれます。

祖父が愛用していただけあって中々の使用感。

物理スイッチ類はAF/MF切り替えとDMF、AFリミットスイッチがあります。ただ、何故かAF/MF切り替えはボディ側でしかできません…特に困らないですが、謎仕様。

中古市場を見てみると価格は10万円強、最近発売されたTAMRON 70-180 F/2.8 DiⅢ VXDと価格帯が被るので多くの人はそちらを買うでしょう笑

ただ、15年前のレンズではありますがその描写はとっても素敵で私は大好きです。

200mm, f2.8, 1/800, ISO800

前ボケも後ろボケも滑らかに溶けるようで、合焦した赤いチューリップは少し痛んだ部分まで描写しています。また、撮影時はかなり風が強かったのですがAF-Cで赤いチューリップにしっかりと食いついてくれてストレスフリーで撮影できました。

200mm, f2.8, 1/125, ISO320

友人の結婚式の撮影にも持ち出したのですが、ガラス越しの照明がエモい描写に笑
ハイライトになった肩の質感だったり、スーツの生地など合焦している部分は15年前とは思えないキレ。

70mm, f11, 1/250, ISO250

一転、絞り込んで広角端の風景写真。空のグラデーションも田んぼのリフレクションもめちゃくちゃ綺麗。ただ、逆光にはそこまで強くなくて太陽の真下に若干ゴーストが出てます。ただこれも味。

現代のレンズと比較すると劣っている部分も多いとは思います。それでも、使えるうちはしっかり使い倒したいと思える素晴らしいレンズです。この記事がα7シリーズで使えるのかどうか不安な人の一助になって、背中を押せたらいいなと思います。
(そんな奇特な人は少ないと思うけれど笑)

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