前回、滋賀の旧竹林院で庭園のリフレクション撮影に挑戦しました。
この時の手持ち最広角レンズは35mmで、いいレンズなのですが、このシチュエーションでは画角が足りない…
この日から広角レンズ欲しい病に苛まれ、ついに買ってしまいました広角単焦点。
買うなら標準ズームでカバーできない画角だろう、と言うことで選ばれたのはSONY FE 20mm f1.8 G(SEL20G18G)でした。
好きなところ・嫌いなところ
非常に高評価のレンズで、色々なところで細かい分析がされています。そのため。この記事でスペックについては私が良いと感じた部分をピックアップして紹介します。
まずは好きな部分から紹介したいと思います。
小型軽量
このレンズの特徴の一つは言わずもがな、小型軽量であると言うこと。
サイズ感を簡単にまとめてみると以下の通り。
外寸(mm) | 73.5*84.7 |
重量(g) | 373g |
フィルター径(mm) | 67 |
これは、お散歩レンズとしてよく使っていたMINOLTA AF50mm f1.4やSONY FE 35mm f1.8と比較して若干大きい程度。
つけっぱなしで普段使いするにはぴったりのサイズ感です。
ビルドクオリティ

非常に高級感のある作りで触れた感じはかなり多くの金属部品を使っているように感じます。
しかも、公式に防塵・防滴仕様であることが明記されています。
レンズサイドにはフォーカスホールドボタン、AF/MF切り替えスイッチ、絞りリングのデクリック切り替えスイッチ、そしてなによりも絞りリングが設けられていて無印レンズであるFE 35mm F1.8と明確に差があります。
絞りリング
Sigma Art 85mm f1.4 DG DNを使ってから、絞りリングの便利さに魅了されてしまいした…
特にa7IIIはボディーから絞りを操作した場合、ワンテンポ遅れて絞りが変化する感覚があるため絞りリングで直感的に操作できるメリットは非常に大きいです。
ただ、Art 85mmと比較するとこのFE 20mm f1.8の絞りの変化はワンテンポ遅れる感じがあります。
ここは少し惜しいところ…
高い撮影倍率

AF時に19cm, MF時では18cmまで被写体に寄って撮影することができます。
レンズの長さが約8.5cmなので、マウント-センサー間の距離を考えるとレンズ先端から10cm以下まで寄って撮影することができます。
広角レンズなので周囲が映り込んでしまう悩みはありますがぐっと被写体に寄ればパースも強調されて、迫力満点の写真になります。
続いて、余りないですが気になるところ…
価格設定
実売10万円強はやはり少し高い…
特に同じ焦点距離でコスパ抜群のTamron 20mm f/2.8と勝負するのは結構辛いものがあります。
AF性能,周辺画質,ビルドクオリティあたりはSONYの圧勝ですが、中央画質や小型軽量といった部分ではTamronが非常に善戦している印象です。価格差は3倍近いんですけどね…
逆光耐性

これはこのレンズが悪いという訳ではなく、広角レンズの宿命だと思います。どうしても強い光源が画角内に入ってしまうため、逆光時のフレアやゴーストなどが気になります。
上の写真のように中央付近の光源であれば耐えられるのですが、光源の位置によっては盛大にフレアやゴーストが発生することがあります。
広角レンズで比較対象がないので、「悪い点」に分類するには厳しすぎるかもしれません。
作例(ちょっとだけ…)




初めての広角単焦点。
コンパクトで使いやすいとてもいいレンズした。
でも、この20mmという画角は一筋縄では行かなくて、かなり難しい!
しばらくはこのレンズ縛りで撮影をして、徐々に慣れていきたいと思います。
そしてその奮闘の過程はコツコツブログにも書いていきますので、ぜひ読んでやってください。
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