先日記事を書きましたが、ポータブルSSD導入に伴って大量の写真データを整理したところ2018年の新婚旅行の写真が大量に発掘されました。
新婚旅行自体は2018年7月末にロンドン→パリというヨーロッパ大都市周遊だったのですが、その中での最大のイベントがツールドフランス最終ステージの観戦でした。(そのために奥様に我が儘を言って日程を調整しました…)
ツールドフランスの観戦記というのはインターネット上にも中々出てこなかったので、参考になればという意味と備忘録を兼ねて当時のメモや写真をもとに記事を書いていきたいと思います。
観戦方法決定と申し込みまで
まず前提として、奥様のロードレースへの知識は「弱虫ペダルを読んだことがある」というくらいでツールドフランスという存在も今回初めて知ったような状態です。そんな中、強風の吹き荒ぶモンヴァントゥや砂埃舞う石畳のルーベで一瞬通り過ぎる選手を見ても楽しいのは間違いなく私だけです。
となると、必然的に見やすく・分かりやすく・ホスピタリティの充実したパリでの最終21ステージでの観戦が一番お互いのためになるでしょう。
しかし、シャンゼリゼでの観戦方法を調べるとレース当日はかなり広範囲で規制が敷かれて、幾重にも重なる人垣の隙間を縫わないと選手が見られないことが判明。それではパリまで行くのに勿体なさすぎる。しかし現地チケットを自力で手配するのは不安しかない…というわけで悩んだすえにお金で解決することにしました笑
今回使用したのは、海外スポーツチケット手配専門業者のWCSです。
2018年の21ステージでは¥74,000/人〜¥145,000/人のコースがあり、私たちはその中の下から2つめ¥89,000/人のシルバーパッケージを選択しました。
申込み後、チケットの手配が完了すると非常に丁寧な資料が送付され、否応なしに期待が高まります。また、申込み前後の問い合わせもスムーズでチケット購入時に様々な保険も用意されていたりと流石に高価なサービスだけありました。

チケットの受け取り場所へのアクセスからタイムスケジュール、そのシチュエーションで使えるフレーズまで至れり尽くせりです。私たちは地図の右側、赤い星マークで記されたポイントでの観戦となりました。観戦場所の詳細について、チケット手配まで分からないのが難点ですが今回は当たりだったと思います。
ツールドフランスを見慣れた人ならば、この位置がスプリント前最後のコーナーで高速トレインが激しい位置取りを繰り広げながら突っ込んでくる迫力満点の場所だとわかるはず!最後のスプリントの結果が分からないのが玉に瑕ですが、それは仕方ない。
チケット受け取りから入場まで
2018年7月29日、この日が待ちに待ったツールドフランス生観戦の日であり9日間の新婚旅行の最終日前日。最終日は移動日なので、実質新婚旅行の最終日でもあります。
この日に至るまで、ロンドン→パリと散々遊びまくって奥さんはダウン気味。自分はというと逸る気持ちが抑えられず、6時には目が覚めてしまって朝散歩。
ルーブル近くのホテルから、ポン・ヌフ→ノートルダム→パリ市庁舎と小雨降るパリ市街を心を鎮めながら歩きます。

ツール最終日に合わせてサイクリングイベントがあるようで、地元のサイクリストたちが続々とノートルダムの前に集結します。英語で話しかけてみたけれど上手く意思疎通できず…フランス語がやっぱり必要ですね。
一旦ホテルに戻って、朝食を食べた後にチケットを受け取りに地下鉄で凱旋門へ向かいます。この日のパリ中心街は厳戒態勢で地下鉄の出入り口も一部閉鎖となっており、知らずにパリへ入ったらしき日本人観光客が途方に暮れている姿も見かけました。ただ、9時過ぎに閉鎖された凱旋門を訪れる人はほとんどおらず、凱旋門を独占して記念撮影。

早朝に降っていた雨は上がったけれど曇り空…最終ステージの象徴でもあるフランス空軍による編隊飛行が映えるかどうか不安になります。
全てが設営中でやることがあまり無く、チケット受け取り開始の10時まで1時間弱を残して暇を持て余します。善は急げと、9時半前にチケット受け取り場所に指定されたホテルのロビーに向かうと、こちらも当然設営中。しかし、ロビーに要件を伝えるとスタッフに繋いでもらえて、特に問題なくチケットの受け取りができました。簡単なマップやタイムテーブル、そしてリストバンド型のチケットを腕に巻いて再びパリの街へ繰り出します。

この時間になるとオフィシャルショップも少しずつ開店します。お土産を買い漁り、オフィシャルTシャツとキャップを被り、奥さんの大好きな海外スーパー巡りをしているとあっという間にお昼頃に。セキュリティゲートの近くのマドレーヌ寺院でお昼ご飯を食べて、ゲートに整列します。海外ではなかなか見ることのない長蛇の列ができていて、最後尾にはバルーンを背負ったスタッフがいるのですぐ分かります。ただし、自分のチケットと並んでいる列が合致しているのかが分からないのでめちゃくちゃ不安。同じ色のリストバンドの人がいる列を狙って並びました笑

13時30分ごろに整列して30分で開場、列が動き出してからも入念なセキュリティチェックのためなかなか前に進みません。それでも14時15分ごろにはゲートをくぐり、いよいよツールドフランス観戦が幕を開けます。
入場から観戦は後編に続きます!
また、この旅行では全ての写真をSONYの便利ズームSEL24240×α7Ⅲで撮影しています。少しでも写真に興味を持っていただけたなら、こちらも是非読んでみてください。
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