先日、土屋鞄で2代目のLファスナーを購入した際に案内をいただいた「2019 Summer Workshop」に参加してきました。
このWorkshopは7/12〜8/31までの金土日に京都・白金・鎌倉・軽井沢の各店舗で開催予定となっています。
ただし、現在は満席でキャンセル待ちの状態になっています…
参加費は材料費混みで4000円。
革と縫糸それぞれ3色から好きな組み合わせで選んで製作します。

私は一番右のブラウンの革に真ん中の同色の縫糸をチョイス。
奥さまは中央のネイビーと一番左のライトブラウンの縫糸の組み合わせ。

左の小冊子に見開きで製作手順が丁寧に書いてあり、職人さんの指導を直接受けながら作業を進めます。
右の革の道具入れは今回指導していただいた軽井沢の工房長の私物。
美しすぎる…
革の裁ち目であるコバがほつれるのを防ぐために、水溶性樹脂で仕上げをした後に、ホックをつける位置やステッチの位置を型紙から革におこして、実際にパンチをつかって穴を開けます。

両面テープを使って仮止めをしていきます。
仮止めの両面テープは基本的に製品の中に残るので、はみ出しなどがあると収納したカードが取り出しにくくなるとのこと。
実際の工房では髪の毛一本分だけコバから内側に入れるそうです。
両面テープ貼るだけでも職人芸…

仮止めであっても形が出来てくるとテンションが上がります。
ここから実際に縫っていく位置に穴を開けていきます。
革の重なりが無い部分もあれば3枚の革が重なっている部分もあり、全ての位置に同じサイズの穴を開けていくのが本当に難しい。

職人の作業は作業音のリズムが心地よい…
革に穴を開けたら、万力に固定して縫い進めます。
縫糸は蝋引きした5番のナイロン糸。
こんな太い糸と針は人生で扱ったことがないのでドキドキ。

器用に縫っていく奥さまのプレッシャーに負けないようにチクチク抜います。
写真でわかるように糸の両端に針を取り付けて、左右交互に針を穴に通していく新鮮な作業。
うまく重ね合わせられずにはみ出した革は土屋鞄のロゴにもなっている包丁を使って職人が修正してくれます笑

そして正味2時間強の作業で完成したのがこちら。

下手くそが目立たないように同色の縫糸を使ったため、アラは目立たないけれど、デザイン性も低くなってしまった笑
奥さまはすごいスピードで縫っていたのに上手い。
もし次回のワークショップの参加募集があれば、迷うことなく申し込むくらいの素晴らしい時間が過ごせました。
そろそろLファス以外の土屋鞄製品も買ってみようかな?

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